香川県琴平の街に春を告げる「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は新型コロナの影響などで4年連続で中止されていましたが、5年ぶりとなる来年4月の開催に向け、琴平町が準備を進める方針を初めて明らかにしました。

(片岡英樹琴平町長)「来年4月の『第37回四国こんぴら歌舞伎大芝居』公演の開催に向けまして鋭意準備を進めてまいりたい」

きょう(8日)開会した9月定例琴平町議会の中で提案された一般会計補正予算案に、「四国こんぴら歌舞伎大芝居」公演準備費として約386万円が盛り込まれました。

全国から大勢の歌舞伎ファンらが訪れるこんぴら歌舞伎は新型コロナや舞台となる金丸座の耐震改修のため2020年から中止が続いていました。

琴平町では新型コロナの5類移行などの状況を踏まえ、5年ぶりとなる来年春の開催に向け準備を進める方針です。

(片岡英樹 琴平町長)「町民、また町の事業者のみならず県内、また全国からなんとか四国こんぴら歌舞伎を早く再開してほしいという思いがありまして、まず予算を確定してから本格的に準備を進めたいと思っております」

議会で補正予算案が可決されれば、日程や演目出演する役者の交渉など、こんぴら歌舞伎開催に向けた具体的な動きが始まります。