宮城県内の学校に派遣されている外国語指導助手らが石巻市の震災遺構を訪れ、語り部から震災の教訓や命の大切さを学びました。
石巻市の震災遺構「門脇小学校」を訪れたのは、今年度、新たにアメリカやカナダなどから県内の学校に派遣された外国語指導助手ら22人です。

一行は、震災の津波と火災に遭い12年前の当時のまま残されている焼け焦げた机やイスが並ぶ教室などを見学しました。
その後、津波で両親を亡くし、語り部活動をしている石巻市在住の高橋匡美さんが被災当時の自宅の様子などをスライドに映しながら英語で大切な人を失う悲しみや命の大切さを訴えました。

参加者:
「火事の跡の焼けたところを見て、それだけを見ても本当にショックで、匡美さんの話も聞いて考えさせられた」

また、参加者は津波で犠牲になった外国語指導助手、テイラー・アンダーソンさんの記念碑を訪れ、祈りを捧げました。