原発処理水の放出をめぐる中国の禁輸措置を受けて宮下宗一郎知事は8日、陸奥湾のホタテガイ養殖の「総合戦略チーム」を9月中に設置して、年内に販路拡大の対応を目指す考えを示しました。


「総合戦略チーム」の設置は宮下宗一郎知事が青森県漁連との意見交換の中で明らかにしました。

宮下宗一郎知事
「先手を打つ形でホタテガイに関する総合的な戦略的なチームを編成して、短期的にも中長期的にも取り組んでいきたい」


青森県産ホタテの最大の輸出先は中国で、ジェトロ青森によりますと、2022年の実績は7526トン。金額にして29億2400万円に上ります。すでに県内の加工業者は輸出できずに在庫を抱えていて、今後、供給過剰による価格の下落が心配されています。


青森県漁連 二木春美会長
「これから流通の問題、加工の問題、いろいろ価格の面もこれからみんなで協議しながらやっていきたい」


「総合戦略チーム」は県や県漁連、研究機関など“産官学”のメンバー構成で9月中に設置され、中国以外への販路拡大の対策については喫緊の課題として年内の対応を目指します。