大分県由布市の伽藍岳で噴火の危険性が高まり、警戒レベルが引き上げられたことを想定した防災訓練が初めて行われました。

(吉田アナ)「現在は噴火警戒レベル1の伽藍岳です。火口からは白い煙が上がっていて、周辺道路からも確認することができます」

由布市にある伽藍岳は去年7月、火山性地震が多発したことから、県内で初めて、一時、噴火警戒レベルが2に引き上げられました。7日は伽藍岳の火山活動が活発になり、警戒レベルが再び引き上げられた想定で訓練が行われ、警察や自治体など20の関係機関からおよそ50人が参加しました。訓練では屋外でレジャーを楽しむ利用客を安全な場所に誘導したほか、火口周辺の立ち入りを制限し、登山客の安全を確保しました。

(県防災対策企画課・高橋功一主幹)「大分県内にも活火山があるということを頭において、その上で火山の恵み、温泉などを楽しんでもらえればと思います」

県では九重山や鶴見岳といった活火山での防災訓練を来年度以降も実施することにしています。