新潟県 長岡市の小学生が地域の人たちと一緒に伝統の凧揚げを体験です。色とりどりの凧が気持ちよさそうに秋の風に揺られました。
力を合わせてひもを引くと、大きな凧が空を舞いました。

縦4.3メートル、横3.3メートルの大凧は、中之島中央小学校の6年生が自分たちでデザインを考え、絵付けしたもの。

入学したときにみんなで話し合って決めた学年の名前、「おひさま学年」を表すダイナミックな太陽に…その周りに広がる日の光は、一人一人が手形を押して彩りを添えています。

この日は風が少し足りず、絶好の凧揚げ日和とはなりませんでしたが、それでも夢中になって空を見上げる子どもたち。

この凧揚げ体験は、地域の伝統を身近に感じてほしいと「中之島大凧磨き上げ実行委員会」が毎年開催しています。

【6年生は】「(凧作りに)協力してくれた方々がいるので、その方の思いや、自分たちの思いが空高く上がった。自分たちで(デザインを)描いたりしたので、よりうれしいとか、すごいなという感じがした」

「(自分たちの凧が)ついに揚がって、今までの苦労が報われたなと思った。大人になったらここで行われる中之島の大凧合戦に出て、絶対に優勝を勝ち取りたい」

【中之島大凧磨き上げ実行委員会 難波進 委員長】「凧揚げは自分一人でできるものではないから、きょうみたいにみんなで力を合わせて、小さいうちからこういうもので遊んでもらえればいいんじゃないかなと」

地域の宝を次の世代へ…思いが詰まった凧が秋の風に乗っていました。
