学校給食などを提供する広島市の業者が、全国の学校などで食事が提供できない事態になっています。山口県内の公立高校などは別の業者が業務を引き継ぎ、影響がないということです。
広島市のホーユーは、全国およそ150施設に食事を提供していて、このうち半分程度の提供が停止しています。
ホーユーは近く破産を申し立てる予定としています。
山口県内にも影響が出ています。
防府市の福祉施設では、ホーユーが入所者などへ食事を提供していました。
担当者によるときのう、食事の提供が難しいという内容の連絡があり、施設が了解した上できょうから食事が提供されなくなりました。施設が独自で弁当を調達し、入所者などへ食事を提供するなど、対応に追われているということです。
県教育庁によりますと、県立高校8校と青少年自然の家の2つの施設がホーユーと契約しています。
先月末、高校から相談がありホーユーの担当者に問いあわせたところ、「別の企業に業務を引き継ぎ、営業所などを譲渡した」と説明されたということです。これまで、食事の提供に影響は出ていないということです。県教育庁の担当者は「生徒に不便をかけないよう、状況に応じて対応したい」としていて、契約の変更に向けた手続きを進めることにしています。

業務を引き継いだ企業の従業員は、ホーユーの営業所があった場所で取材に応じました。事業を引き継いだことを認め「滞りなく給食を提供することが使命。給食が止まることはない」とコメントしました。














