6日の富山県内は大気の状態が不安定となり、各地で局地的に激しい雨が降りました。午後6時半現在で9つの市と町に大雨警報が発表されていて、気象台は土砂災害や低い土地の浸水などに警戒を呼びかけています。

富山県内は、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、各地で局地的に激しい雨が降りました。午後6時半現在、気象台は富山市や立山町など9つの市と町に、大雨警報を発表しています。

気象台によりますと、魚津では午前10時21分までの1時間に45.5ミリ、氷見で午前8時58分までの1時間に49.5ミリの激しい雨が降り、9月としては1時間あたりの観測史上最大を観測しました。

魚津市の住民:「もう土砂降り。外に出るのにもすごい雨やから完全武装しないとだめやった。傘で間にあわなかった。私らここ水つくの分かってるから怖いん」

過去に浸水被害を受けた住民は、今後の雨に備え自宅前に並べていた植木を高い場所に避難させていました。

この雨の影響でJR氷見線が上下線あわせて6本で運転をとりやめたほか高山線は猪谷駅から越中八尾駅間で一時運転を見合わせました。

「青春18切符をつかってぐるぐる回ってて、さっき城端線を乗り通してきたんですけど、ちょうど氷見線を乗ろうとしたら止まっちゃってたんで。なかなか大変な状況」

富山県内はこのあと1時間に30ミリの激しい雨が降るところもある見込みで、7日午後6時までに予想される24時間降水量は東部・西部ともに50ミリとなっています。

気象台はこれまでに降った雨により地盤が緩んでいる所があることから、土砂災害に警戒、低い土地の浸水・河川の増水に注意するよう呼びかけています。