先月の台風で大きな被害を受けた鳥取県鳥取市の小学校では、リモート授業が終わり、学校での授業が再開された今も、保護者の送り迎えなどによる登下校が続いています。

7号による大雨被害の影響で夏休み明けの先月25日からリモート授業が続いていた鳥取市の佐治小学校です。

1日から学校が再開し、校舎に子どもたちの元気な声が戻ってきました。3年生の国語の授業では、グループに分かれて意見をまとめる課題で、互いの顔を見ながら活発な話し合いが行われていました。

児童
「友達に会えると思ってたのに会えなかったから寂しかったから、やっと会えてうれしい」

担任
「実際顔を合わせて話をするのがうれしいなと思っている」

ただ、佐治町内では崩落や壊れた道路が多く、生活道路の仮復旧は進んでいますがまだ危険な場所も多く残ります。

そのため登下校では多くの児童が保護者の車やNPO法人が運行するバスを利用しています。また、本来5日は授業参観の予定でしたが中止に。
もとの学校生活が戻るのにはもうしばらくかかりそうです。

鳥取県災害復旧・復興本部 佐治町現地事務所 奥本倫久所長  
「一般の皆様が元通りの生活が取り戻せるように引き続き対応しているところです」

県は生活道路の復旧作業と平行して、台風などにも備えその他の道路や河川の工事も急ぎたいとしています。