山口県が5日、中学校の部活動の地域連携・地域移行に向けてまとめた方針の最終案を示しました。可能な市や町は、2025年度までに休日の部活動から地域移行を進めることになりました。
県スポーツ推進審議会で「新たな地域クラブ活動の在り方等に関する方針」の最終案が示されました。少子化が進んで部活動の小規模化が進み、学校単位で部活動を維持することが難しくなったことから、県は部活動の地域連携・地域移行に向けた検討を進めてきました。対象は、公立中学校の部活動です。改革推進期間とする2025年度までに、県内すべての市や町でまずは休日の部活動の地域連携・地域移行に向けて検討し、可能な市や町は実現するスケジュールが示されています。
また地域でのクラブ活動は、市や町などが中心となった運営団体を設けることを推奨しています。最終案は2023年6月に示された素案から、有識者らでつくる委員の意見や、パブリック・コメントなどを踏まえて修正したものです。国の動向を踏まえて必要に応じ見直しができるよう表現を修正し、「障害のある生徒が参加しやすい環境づくりに努める」という文言などが加わり、審議会で了承されました。
県スポーツ推進課 伊藤啓一郎課長
「山口県の子どもたちが将来にわたってスポーツ、文化芸術活動に継続して取り組めるようにということで、県としても市・町と一体になってしっかりと進めていきたいという風に思ってます」
最終案は9月県議会で報告・審議され、10月に策定される見込みです。














