大分県内を襲った豪雨災害の復旧・復興に向けて佐藤知事は総額192億円の補正予算案を9月に開会する県議会に提案することを明らかにしました。

(佐藤知事)「今回の復旧工事にあたって原形復旧はもとより、再度の災害防止に向けた改良復旧を実施するなど取り組んでいく」

佐藤知事は5日の定例会見で、9月19日に開会予定の県議会に総額192億円余りの補正予算案を提出することを明らかにしました。補正予算案の柱は6月から7月にかけて県内を襲った豪雨災害の復旧・復興費用です。具体的には、道路や河川などの復旧事業に74億円。由布市湯布院町で住民1人が亡くなった地すべり現場の対策工事費として2億4000万円が盛り込まれています。また、ドライバーの残業規制が強化される、いわゆる「物流の2024年問題」について、県独自の支援事業に3億円余りが計上されます。