北朝鮮の金正恩総書記が、先月死去した軍の重鎮の死を悼み涙を流す様子が公開されました。

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは12日、先月死去した玄哲海元帥の生涯を振り返る記録映画を放送。金正恩総書記が少年時代、玄氏と並んで撮った記念写真なども紹介されました。

また金総書記が最期を迎えようとする玄氏を沈痛な表情で見届ける様子や、玄氏が他界した後に写真を見ながら涙を流し、死を悼む様子も見られました。

映画では玄氏が金総書記について、金正日総書記の唯一の後継者だと考えていたと紹介していて、韓国メディアはこうした作品を流すことを通じて国内での金総書記に対する忠誠心を高めようという思惑があると分析しています。