物価高騰と人手不足で経営がひっ迫しているとして、青森市のホテルが加盟している団体が県内の経済団体に「懇親会費」の引き上げを要請しました。
青森市ホテル連絡協議会の白鳥晶司会長は4日、青森県内5つの経済団体の代表に「懇親会費」の引き上げを求める要請書を手渡しました。懇親会の需要はコロナ禍前の水準に回復した一方で、食材や人件費といった経費は3割から4割ほど跳ね上がっていると言います。
青森市ホテル連絡協議会 白鳥晶司会長
「食材・原材料の高騰、追い打ちをかける最低賃金の大幅アップなど経営を圧迫する要因は枚挙にいとまがありません。」
「賃金の大幅アップも難しく人材確保に関しては、さらなる人材不足を招く悪循環となっています」
協議会では、こうした状況を改善するには「懇親会費」の引き上げによる人材の確保が不可欠だとして理解を求めています。
青森商工会議所 葛西崇専務
「円滑に価格を価格転嫁していくことは大事なことですので、経済5団体しっかりと受け止めて対応していきたい」
各経済団体は今後、会員企業に文書などで会費の引き上げを周知する方針です。














