みんなを笑顔にする特技を持ったサルたちが、山口県光市にやってきました。
残暑の中、集まった人たちが待っていたのは…
サルの「五代目チョロ松」と、「QたろうJr」です。

おととい(2日)ときのう(3日)の2日間、デビュー45周年を迎えた「周防猿まわしの会」が記念公演を行いました。
発祥の地・光市での公演は7年ぶりとなり、気合い十分というサルたち。
話題のバスケットボールに、逆立ちからの宙返り、さまざまな芸で会場を湧かせます。
失敗しても、ご愛きょうです。
「周防猿まわしの会」は、戦後に活動の場を徐々に失い途絶えてしまった猿まわしを復活させようと、1977年に発足。
翌年に旗揚げ公演を行いました。
2004年には、市の無形民俗文化財に指定されています。
公演のクライマックスは、20年ぶりの披露という「輪抜け」です。
ちょっと嫌がるそぶりも見せましたが、
輪抜き2連発で最後はきっちりと決めて、公演を締めました。
観客「初めてボールの(上に乗って)上がるやつを見て、すごかった。また見たい」

「とっても楽しかった」
「これからも、また5年後も楽しみにしてます」
「子どものころに見た記憶がある。うれしかったです、最高」
記念公演はすべて満席となりましたが、近年は、熊本地震やコロナ禍に悩まされたといいます。
周防猿まわしの会・村崎與一会長「まともに劇場で公演できるというのは、この7年間、あまりなかった。。この芸能は1000年続いた。その中に笑いあり、涙あり、感動あり、最後は癒やされてほしいな、と。お猿さんかわいいなと、自然ってすばらしいなと、そう思ってもらえる伝統芸能として、これからも生き続けていきたい」
苦労を乗り越えて故郷に錦を飾った記念公演。
5年後の50周年でも、記念公演を行いたいとしています。














