3日早朝、プレジャーボートに乗り沖釣りに出かけた親子が港に戻る途中、ボートのスクリューに網が絡まり動けなくなりました。海上保安部が出動し、親子を無事に保護、油漏れなどもありませんでした。
伏木海上保安部によりますと、3日午前10時10分ごろ、プレジャーボートで海に出た男性から「スクリューに網の破片を巻き込み停留中。取り外しができないので救助願う」と118番通報がありました。男性が通報した場所は、富山県高岡市の雨晴沖で、岸にある「岩崎ノ鼻灯台」から北北東およそ3.7キロの海上。プレジャーボートには通報した54歳の男性と、中学1年生で12歳の息子が乗船してました。2人は午前5時半ごろに、射水市海竜マリーナを出て、伏木沖から氷見沖で釣りをしたあと、マリーナに戻る途中だったということです。
通報を受けた伏木海上保安部の警備救難艇が出動し、海上で2人の無事を確認。ボートを曳航し、通報から約3時間半後に救助を終えました。午前11時ごろの海の状況は、波もおだやかでうねりはなく、視界も良好で、2人にケガなどはなかったということです。
伏木海上保安部によりますと、プレジャーボートは雨晴沖のゴミが多く浮いている場所を航行していて、止まってしまったため、男性が船外機をチルトアップしたところ、プロペラに網が絡まっていたということです。伏木海上保安部は、海面上にゴミが多いところを見つけた場合は可能な限り避けて航行し、絡索などに注意するよう呼びかけています。