韓国軍の合同参謀本部は北朝鮮が2日の午前4時ごろから朝鮮半島西側の黄海に向けて巡航ミサイル数発を発射したと発表しました。詳しい情報についてはアメリカ軍と韓国軍が分析中です。

今回の発射について韓国メディアは北朝鮮が核弾頭を搭載できると主張する戦略巡航ミサイル「ファサル」の可能性が高いという見方を報じています。

アメリカ軍と韓国軍は先月末まで朝鮮半島での有事を想定した大規模な合同軍事演習を行っていましたが、北朝鮮がこれに反発し、ミサイルを発射した可能性があります。

北朝鮮は先月30日にも日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射していました。

今月9日の建国75年の記念日に向け、北朝鮮が祝賀ムードを盛り上げるため新たな軍事挑発に乗り出す可能性もあり、米韓両軍は警戒を続けています。