東京大学はきょう、今年3月に亡くなったノーベル文学賞作家の大江健三郎さんの自筆原稿などおよそ1万8000枚の資料をデジタル化し、アーカイブした「大江健三郎文庫」を開設しました。現代作家のアーカイブとしては、国内最大規模だということです。
大江健三郎さんは、川端康成さんに次いで日本人2人目となるノーベル文学賞を受賞した作家で、今年3月に亡くなりました。
大江さんは、「ヒロシマ・ノート」や「沖縄ノート」などのルポルタージュや新聞などでの社会的発言でも注目を浴び、核問題をはじめ、現代の日本が直面している課題と向き合い、社会への警鐘を鳴らし続けていました。
大江さんの母校である東京大学で、自筆原稿などおよそ1万8000枚の資料をデジタル化した「大江健三郎文庫」が開設されました。
自筆原稿には、削除したり修正したりした跡が残されていて、詳細な執筆の過程を知ることができ、さらに未発表の草稿も含まれていて、中には題名が書き換えられているものもあるということです。
資料は、小説がおよそ1万5000枚、評論などがおよそ2600枚で、利用対象者は研究者や学生としていて、草稿研究の推進などが期待されています。
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