今年の夏の甲子園で熱戦とともに話題となったのが選手たちの「髪形」です。
「丸刈り」のイメージが強かった高校球児ですが、今回、優勝した慶応高校を含めベスト8のうち3校が「非・丸刈り」。
県内の高校でも、変化は出てきているようです。
駆け足でグラウンドにやってきた松本第一高校硬式野球部の選手たち。
OBには横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手がいて、夏の県大会はベスト8。
今は1、2年生34人が秋の大会に向けて練習を重ねています。
田中健太(たなか・けんた)監督:
「ランナー出たときに、セーフティーとか球足とか使ってくると思うから…」

監督の指示を聞く選手たちを見ると…
長めの髪形が、ちらほら。
松本第一高校では2年前の冬から、それまで丸刈りで統一していた髪形を「個人の自由」としました。

松本第一高校硬式野球部 田中健太監督:
「長野県で新しい野球部(の形)を作っていこうっていう、うちの特徴を出そうという中でこういうことをしたいっていう話を選手にしまして」
5年前から部の指揮を執るのが、田中健太監督・31歳。
当時、秋の大会で結果が出なかったこともあり、何かを変えていく必要があると考えた中での決断でした。