ビッグモーターによる保険金の不正請求問題をめぐり、鈴木金融担当大臣はビッグモーターと親密な関係だった損保ジャパンについて、立ち入り検査も含めて速やかに対応を検討すると明らかにしました。

鈴木俊一金融担当大臣
「(損保ジャパンについては)事実認識、ビッグモーター社への出向者に係る事実関係、1社だけ顧客紹介を再開した際の経緯などについても、さらに報告を受けました。立ち入り検査の実施の要否を含めまして、どのような法令上の対応をとるかについて速やかに検討してまいります」

鈴木大臣はきょうの閣議後の会見でこのように述べ、ビッグモーターと親密な関係だった損保ジャパンへの対応について立ち入り検査も含めて検討する考えを明らかにしました。

ビッグモーターによる保険金の不正請求問題をめぐっては、金融庁が損保7社に対し報告徴求命令を出していて、各社は報告期限のきのうまでに金融庁に報告しました。

この問題について鈴木大臣は「損害保険業そのものに対する国民の信頼に関わる」と指摘し、報告内容を精査して問題が認められれば厳正に対処すると改めて強調しました。