関東大震災が発生してから9月1日でちょうど100年です。東京をはじめとする今の首都圏を、関東大震災をもたらした巨大地震が再び襲う可能性はどれくらいあるのでしょうか。
関東大震災は今からちょうど100年前、大正時代の1923年9月1日に発生しました。
関東大震災を起こした地震は「大正関東地震」と呼ばれ、相模湾の海底にある陸のプレートと海のプレートとの境界部分=「相模トラフ」を震源とするマグニチュード7.9の巨大地震でした。
東京都や神奈川県、千葉県、埼玉県、山梨県で当時の震度6を観測しましたが、相模湾の沿岸や房総半島の南端は現在の震度7に相当する激しい揺れになったと推定され、津波や土砂災害なども発生しました。
なかでも最も大きな被害をもたらしたのは火災です。死者・行方不明者は、あわせておよそ10万5000人にのぼりますが、死者の大半、およそ87%は火災で命を落としました。
関東大震災から100年、大正関東地震のような巨大地震が再び首都圏を襲う可能性はどれくらいあるのでしょうか。
地震予知連絡会 山岡耕春 会長
「(大正)関東地震クラスのものがすぐ起きるとは(地震研究者は)みんなあまり思っていないんですけれども、首都圏直下型のような地震というのはやっぱり起こりうると」
政府の地震調査委員会によりますと、相模トラフ沿いで次にマグニチュード8クラスの地震が発生する確率は、今後30年以内にほぼ0%から6%で、決して高くはないように見えます。
しかし、いわゆる「首都直下地震」のうち、地震の規模が一回り小さいマグニチュード7クラスの地震の発生確率は今後30年以内におよそ70%と試算され、専門家は一様に「地震への備えは待ったなし」だと指摘します。
政府・地震調査委員会 平田直 委員長
「おそらく私達の生きている間にマグニチュード7や8の地震が起きることは、地震学的には何の不思議もない。私たち市民も大地震が起きるということをある意味前提にして、建物の耐震化や家具の固定や備蓄を引き続きしていただきたいと思っております」
地震予知連絡会 山岡耕春 会長
「関東に住んでる人は、いつ何どき大きな地震に遭うかもしれないことをぜひ理解して、もう一度再確認をしていただくっていうことと、それから基本的な地震対策をちゃんととっておくと。関東地方は特に都内でも木造家屋が密集して、いわゆる『木密』という地域があって、そういう火災危険度が高いところもある。ですから、一般的な地震に関する備えだけではなく、それぞれの地域で特にどういう災害に弱いかということも理解をして、それでぜひ生活をしていってほしい」
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