ニシキゴイの産地・新潟県小千谷市や長岡市では、猛暑や雨不足の影響で池の水が枯れる被害も出ています。


池の水が枯れてしまうと大事に育てたニシキゴイが死んでしまうため、大家養鯉場の片岡太郎さんは、一足早くニシキゴイの“お引越し”をしました。

【大家養鯉場 片岡太郎さん】
「通常だと、池に入れるか入れないかくらいの水深だね。今日は股下くらいまでだけど、だいたい首の下くらいまでいってるから」

本来この時期は外の池でニシキゴイを育て、9月下旬から越冬のためにハウスに移すそうです。

しかし、今年は雨が降らずに池の水量が減ってきたため、飼育している1歳未満のコイおよそ3000匹を、例年より1カ月以上早く移すことにしました。
その他のニシキゴイを管理するため、40ある池のうちの半分の池を水瓶にして、足りなくなったらそこから水を移しています。

【大家養鯉場 片岡太郎さん】
「異常気象と言われていますけど…。異常なのが普通なのかなという考え方でやってかないと、それに合わせて対応していかないと、何をするにも難しいのかなと感じています」

生き物や農作物など、自然を相手にする業者は、あの手この手でこの状況を乗り越えようとしています。