8月も終わりですが、富山県高岡市の伏木は最高気温38.1℃でことし最高、富山でも37℃台を観測するなど体温を超える危険な暑さとなりました。また8月の平均気温は30.5℃と観測史上初めて30℃を超えています。
富山地方気象台によりますと、県内10ある観測地点のうち「富山」の8月の平均気温が31日午前11時の時点で30.5℃と、1939年の統計開始以来初めての30℃を超えました。



2010年の29.3℃を1度以上、上回り過去最高を更新です。この異常な暑さについて街の人はー。
街の人:
「いやもうすんごく暑かった。ちょっと外出るだけでも汗出て大変でした」
「もうめちゃくちゃ。1日に2つだけ飲むニンニクを朝晩飲んでいる。そんなんでもせんと体もたんもん」
「こもりがちでしたね。外出るのきついっていう感じで」
「35℃とかでやっと暑いなって感じるようになりました。麻痺してきました」



そして8月最終日の31日、高岡市伏木で最高気温38.1℃と、ことし1番を記録。富山では37.1℃とこの2地点が飛びぬけて暑くなり、富山県内7地点で猛暑日となりました。

暑さの影響でイネの生育が早まり、朝、富山市内の田んぼではすでにコシヒカリの収穫が始まっていました。収穫の遅れによる胴割れなどの品質低下を防ぐため、平年より1週間ほど早い刈り取りだということです。

イネの穂が出てからの平均気温をみるとことしはいずれも30℃台と平年より2℃から3℃高いことがわかります。

県の農林水産部はコシヒカリだけでなく県産品種「富富富」についても例年より早い刈り取りを呼びかけているということです。
