記者
「開店時間の10時を過ぎましたが、シャッターは閉まったままで、全館、臨時閉館となっています」
大手百貨店で61年ぶりに決行されたストライキ。そごう・西武の労働組合による異例のストで、東京・池袋の玄関口、西武池袋本店は朝から全館で臨時休業となりました。
「衝撃でしたね、本当に。西武がずっと閉まってたら、いろいろ不都合もあるし不便」
「東口が西武、西口が東武で、色々な所から集まる人の親しみがわく場だった。シャッターが下りているのは寂しい」
臨時休業のさなか、店舗の周辺で行われていたのは‥
記者
「たった今、そごう・西武の労働組合によるデモ行進が始まりました」
集まったのは、そごう・西武の労働組合員などおよそ300人。首につけるリボンは“西武カラー”です。「ストライキ決行中」と書かれたボードを掲げていました。
「池袋の地に百貨店を残そう!」
デモ行進には、同じ百貨店の高島屋や三越伊勢丹の労働組合も参加しました。
そごう・西武をめぐっては去年11月、親会社のセブン&アイ・ホールディングスがアメリカの投資ファンドへの売却を発表。ただ、労働組合や地元の豊島区が反発し、売却期限を2度延期するなど混迷を極めていました。
豊島区 高際みゆき 区長
「(ストの決行は)私としては残念。西武池袋本店は、私たちとしては本当にパートナーであり仲間なので、そちらの従業員の方々がどんなお気持ちできょうを迎えられたのかなと思いますと、本当に胸が痛い思い」
一方、親会社のセブン&アイは…
セブン&アイHD 井阪隆一 社長
「多くのお客さま、関係者にご迷惑を大変おかけしております。申し訳ございません。ストが長引かないように精一杯、収束に努めてまいります」
きょう臨時の取締役会を開いて、そごう・西武の売却を決議しました。その後、井阪社長がそごう・西武の本社を訪問し、売却決議について説明しました。
セブン&アイHD 井阪隆一 社長
「(Q.売却決議をされましたがきょうはどんな話を?)…」
セブン&アイはあす、2200億円でアメリカの投資ファンドに売却する方針です。
セブン&アイが売却にこだわる理由、それはそごう・西武の低迷です。直近の業績は4年連続の最終赤字。負債総額もおよそ3000億円にのぼります。
さらに、売上高11兆円を超えるセブン&アイにとって、そごう・西武の売り上げは1.5%に過ぎず、不振の百貨店事業を切り離し、主力のコンビニに経営資源を集中させる考えです。
「池袋の顔なんで、これからも長くここにお店を構えてもらいたい」
そごう・西武労働組合 寺岡泰博 委員長
「結果を変えられなかったというのは残念ですし、悔しい気持ちもありますが、経営難というのも事実でありますので、そのなかで我々がどう変わっていけるのか」
異例のストにまで発展したそごう・西武の売却交渉は労使の溝が埋まることなく、幕を閉じることになります。
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