佐賀県で豚熱が確認されたことを受け、県は31日関係機関を集めた説明会を開き、ワクチン接種の準備など防疫対応について確認しました。
29日佐賀県唐津市の養豚場で子豚が死んでいるのが見つかり検査の結果、家畜伝染病の豚熱と確認されました。
(糸永記者)「佐賀県で豚熱の感染が確認されたことを受けこれから緊急の説明会が行われます」
県が開いた説明会には市町村や農業団体などからおよそ40人が参加しました。この中で国が県に対し豚熱のワクチン接種を推奨した場合、速やかに接種できるよう手順を確認しました。
県内では45の農場でおよそ15万頭が飼育されていますが、これまでに異常は報告されていません。
(県畜産振興課・武石秀一課長)「まん延が進んでいる可能性も否めない。ウイルスを運ぶ可能性のあるものをすべて水際で防いでほしい」
県内では1972年を最後に豚熱は確認されておらず、県は消毒の徹底を呼びかけるなど防疫対応の強化を図ることにしています。