車体の一部に亀裂が見つかり、修理のため、SLやまぐち号としての運行から1年3か月退いていた蒸気機関車・D51が31日走行試験をしました。

午前10時40分。


山口県山口市のJR新山口駅のホームに、蒸気機関車・D51が客車を引いてホームに入ってきました。


走行試験の実施は、沿線住民を除いて公表されていませんでしたが、ホームには大勢のSLファンが待ち構えていました。


蒸気機関車の力強い音を響かせながらD51はホームを出発しました。



D51は2022年5月、津和野駅での点検で車体の一部に亀裂が見つかり運行から退いていました。


京都での修理を終えて1年3か月ぶりに、やまぐち号と同じ、新山口駅から島根県の津和野駅までの走行試験です。

撮影スポットにはカメラを構えた熱心なファン。列車は津和野までの行程を無事走りきったと言うことです。


やまぐち号は11月まで、ディーゼル機関車が運行をになうことが決まっていてJRでは今後、さら試験を重ねて、問題なく走行できるかどうか見極めたいとしています。