NITE=製品評価技術基盤機構は、電動車いすを利用中の高齢者の事故が増えているとして、気を付けるべきポイントをきょう公開しました。

NITE=製品評価技術基盤機構によりますと、2013年からの10年間で、高齢者が被害者となった電動車いすを利用中の事故が52件報告されているということです。

今年は7月末時点で8件と、既に去年全体の2倍の事故が報告されています。

事故が増えている背景についてNITEは、電動車いすの利用には車の免許が不要のため、免許を返納した高齢者が代わりの移動手段としているケースが多いことを一例に挙げています。

事故のおよそ4割は、使い始めてから1年未満の時に発生していて、NITEは、「運転操作の不慣れが事故につながるおそれがあるため事前に十分な練習を行ってほしい」としています。