受刑者の再犯防止と地域活性化を目指す山口県美祢市が社会復帰促進センターの取り組みを知ってもらおうという初めてのセミナーを開きました。


セミナーには山口県美祢市内の事業者などおよそ50人が参加し、センターで職業訓練をおこなう日本航空の整備士が、教えている内容を説明しました。

美祢社会復帰促進センターは、日本初の官民協働の刑務所として2007年に開所し、現在は犯罪傾向の進んでいないおよそ500人が収容されています。

人口減少や高齢化の課題に対し、美祢市では、2019年、センターを活用した地方創生推進事業構想を策定しました。

地元事業者がセンターで職業訓練などを行うことで、出所した人の就労や定住を促し、地域の働き手を確保します。


再犯防止と地域活性化の実現を目指しています。

JALエンジニアリング・整備士山崎良是さん
「失敗を生かすようなものの考え方、それを身につけていただきたいなと、そのきっかけになればと思ってお話ししました」=


美祢市総務企画部 大塚一輝 地方創生監
「センター生の更生に地域として、自治体として協力していくのみならず、それと地域活性化を両立させるようなことで、地域にいいことを出来たら、それはなかなか美祢市にしかできない取り組みなんじゃないかと思って」=

美祢市では今後、市内の事業者とセンターが連携し、商品の企画・開発なども行いたいとしています。