佐賀県の養豚場で豚熱(ぶたねつ)が確認されたことを受けて、熊本県は対策会議を立ち上げました。
豚熱は、「豚熱ウィルス感染」によって起こる『豚やいのししなどの伝染病』です。
熊本県農林水産部 千田真寿部長「今回、佐賀県での発生ということであり、本県への本病(豚熱)の侵入リスクは高い状況となっています」

8月31日(木)に開かれた熊本県の対策会議では、熊本県内全ての養豚場で豚の健康状態を確認したところ異常がなかったことが報告されました。

また、豚熱は予防的ワクチンがあることから、今後ワクチン接種も想定されます。
熊本県内では1992年に豚熱が発生していて、熊本県は生産者に対して養豚場の消毒や野生動物の侵入防止などを徹底するよう呼びかけています。

豚熱は、人には感染せず、豚熱にかかった豚肉が市場に出回ることはないということです。