6月末からの大雨で橋りょうが倒壊するなどの被害を受け、全線で運休中のJR美祢線早期復旧に向けて山口県美祢市は、災害復旧対策室を新たに設置することにしました。
篠田洋司 美祢市長
「このたび、9月1日付けで美祢市役所地域振興課内にJR美祢線災害復旧対策室を設置することといたします」
篠田洋司市長が会見で発表しました。
JR美祢線は6月末からの大雨で橋りょうが倒壊するなどし、全線で運休が続いています。
2022年、JR西日本が発表した収支率が厳しい路線に含まれていて、被災をきっかけに廃線の議論が始まるのではと懸念の声が上がっています。
美祢市や県はこれまで、JR西日本や国土交通省に美祢線の早期復旧を求めてきましたが、現在も復旧の見通しは立っていません。
新たに設置される「JR美祢線災害復旧対策室」は美祢市地域振興課の中に美祢線沿線3市の職員や県職員の6人で構成されます。
復旧に向けての情報収集や共有、専門家との調査などを行い、美祢線の早期の復旧を目指すということです。
篠田洋司 市長
「ひとまずは行政としてできることはやっていくということと、それと住民の方の不安払拭のためというのが主目的ではないかと思いますし、やることはたくさんあると考えております」
対策室の設置は9月1日で、職員に辞令が交付されるということです。














