トウモロコシなど輸入の畜産飼料の高騰を受けて、大分県産の飼料用米を拡大するプロジェクトがスタートしました。

県産の飼料用米を家畜のエサに活用していこうと生産者と畜産農家をマッチングするプロジェクト、30日設立総会が開かれました。

円安などを背景に輸入の配合飼料の価格は2年間で3割以上上昇していて、畜産農家の経営を圧迫しています。これを受けて輸入トウモロコシの替わりとなる飼料用米の需要が拡大していることから飼料用米の生産量と流通量の拡大に向け県と農業団体が協力して事業を実施します。

(県飼料用米活用プロジェクト・大川敬史副代表)「県で生産された飼料米を畜産農家に供給することは三者三様にいいのではないかと思います。今後のマッチングに期待しながら貢献したいなと思います」

県は畜産農家と飼料用米生産者双方の所得増加を目指し来年度新たに300ヘクタールを作付けする計画です。