半導体製造大手TSMCの熊本進出に伴う経済波及効果は、10年で6兆9000億円に上るとみられます。

これは九州フィナンシャルグループが8月30日の会見で明らかにした額です。

九州フィナンシャルグループ 笠原慶久社長「100年に1度の規模の大変大きな規模の投資が行われている」

去年から10年間の、熊本県内への経済波及効果について、九州フィナンシャルグループは去年9月の時点で4兆3000億円と算出していましたが、これを6兆9000億円に上方修正しました。

これは今年に入り、三菱電機やソニーグループなどが相次いで熊本での工場新設を表明したことでさらなる波及が見込まれると判断したものです。

熊本県内総生産(県内GDP)も1兆3000億円増えて3兆4000億円になると算出されました。