福島第一原発の処理水の海洋放出が始まって以降、中国からとみられる迷惑電話が各地で相次いでいますが、岩手県の大船渡市役所にも300件を超える迷惑電話があったことが分かりました。

大船渡市によりますと、迷惑電話は、処理水放出翌日の25日からかかってくるようになり、件数は、29日までの5日間で300件を超えるということです。
電話はほどんどが英語や片言の日本語で、「バカヤロウ!」とののしる電話もあったということです。
25日の夜は一晩で150件の電話があり、対応した警備員が残したメモには相手の電話番号が記されていて、いずれも中国からの電話であることを示す「86」で始まる番号でした。
市の担当者は「災害などの緊急時に支障が出る恐れがあるのでやめてほしい」と話しています。