気象庁が発表した3か月予報でも、太平洋高気圧の勢力が平年より強く、西日本や東日本を中心に気温が高めになりやすいんです。我々人間も注意が必要なんですが、動物も大変なんです!

西村裕之気象予報士
「レッサーパンダの野乃香ちゃんのところに来ています。野乃香ちゃん今、日陰でぐったりしてますね。でも、ミストファンを浴びてます。このミストファンは、今年から設置されたそうです。いや~それにしても暑いですね。私もそこそこ木陰にいるんですけども、手元の気温計が34.6度です。レッサーパンダの野乃香ちゃんもぐったりしてますけど、私もぐったりしてます」

山口県美祢市の秋吉台サファリランドに29日、行ってきました。きょうの秋吉台の最高気温は31.7度。動物たちも連日の暑さに少しお疲れの様子です。日陰で休んでいる子たちも多くいましたよ。

暑いのは苦手だというレッサーパンダの家には、ミストファンや中に氷水を入れた竹の筒が置かれています。少しでも涼しく過ごしてもらおうと、今年の7月ごろから設置されているそうです。

この日も県内すべての観測地点で最高気温が30度以上の真夏日となりました。この暑さに、ゾウも水分補給。ゾウは鼻に10リットルくらい水をためられるそうで、上手にキャッチして飲んでいました。

そして、暑いのは動物たちだけではありません。

西村裕之気象予報士
「歩き回って暑くなりましたので、日陰、ミスト、そしてかき氷。体の中から冷やしましょう。まだまだ暑い日続きますからね、熱中症対策です。いただきます」

まもなく8月が終わりますが、残暑が長引きそうです。人と動物への暑さ対策は9月まで続ける予定です。

秋吉台サファリランド営業部 荒瀬佳代子課長代理
「気温がなかなか高かったので、今年はこちらもいろいろ試行錯誤しながら動物たちも少しずつ快適に過ごしてもらえたらと思って頑張ってみました。まだしばらく、9月入っても30度超えるうちは、もうしばらくは対策を続けていく」

暑さが続く中で動物にどう触れ合ってもらうか。サファリランドの模索はしばらく続きそうです。