7月の岩手県内の有効求人倍率は1.22倍で、6月と同じ水準でした。

岩手労働局によりますと、7月の岩手県内の有効求人数は2万5902人で、前の月を0.6%上回りました。一方の有効求職者数も前の月から0.7%増となる2万1281人でした。この結果、7月の有効求人倍率は1.22倍で、前月と同じ水準となりました。
47都道府県中29番目で、全国平均の1.29倍を下回っています。最も高いのは東京の1.79倍です。

直近の雇用状況を示す新規求人倍率は1.71倍で前月を0.10ポイント下回りました。
産業別にみると2か月連続で新規求人が減少となった卸売業と小売業では、物価の上昇を受けた消費者の購買力の低下や電気代などの高騰、セルフレジの導入などが求人の抑制につながっているとみられています。
岩手労働局は「県内の雇用情勢は持ち直しの動きが弱まっており、引き続き物価上昇などの影響に注意する必要がある」としています。