東京電力・福島第一原発の処理水放出をめぐって中国からの迷惑電話が相次いでいることをうけ、松本総務大臣は通信事業者に対応を要請したと明らかにしました。

松本剛明総務大臣
「このような事案が発生していることは極めて遺憾であり、大変憂慮いたしております。総務省においては電話サービスを提供する事業者に対して、顧客から対応策について問い合わせがあった場合に、対策サービスについてしっかりとご説明いただき、申し込みがあれば円滑に対応できるようにということで要請をさせていただきました」

東京電力・福島第一原発の処理水の放出後、中国からの発信と見られる嫌がらせや不審な電話が相次いでいます。

これについて、松本総務大臣は「極めて遺憾であり大変憂慮している」とした上で、利用者側の対策として特定の番号や国際電話からの着信を拒否できる迷惑電話サービスの活用を挙げました。

また、電話サービスを提供する通信事業者に対して迷惑電話サービスについて利用者から問い合わせがあれば、しっかり説明し、円滑に対応するよう要請したと明らかにしました。