大分労働局は28日、大分県内の最低賃金について現行から45円引き上げ、10月6日から時給899円にすることを決定しました。

大分労働局は8月10日に有識者などでつくる大分地方最低賃金審議会の答申を受けて、県内の最低賃金について協議しました。その結果、28日、答申の通りこれまでの時給854円から45円引き上げ、899円とすることを決定しました。引き上げ額は前年度の32円を上回って、県内では過去最大の上げ幅となっています。

最低賃金をめぐっては、国の中央最低賃金審議会が大分の引き上げ額を39円とする目安を答申していましたが、物価上昇の影響なども踏まえそれを6円上回りました。

決定した最低賃金は10月6日から臨時・パート・アルバイトを含むすべての労働者に適用されます。