山口市の徳地地区に伝わる「重源太鼓」の稽古に励む山口市の児童が卒業生の先輩から演奏の指南を受けました。

重源太鼓の演奏に取り組んでいるのは八坂小学校の児童できょうは、卒業生の中学1,2年生が指導に訪れました。

重源太鼓は平安時代の僧、重源上人が奈良・東大寺の再建のため木材を徳地の地から切り出す様をテーマに自然や勇壮な作業の様子が表現されています。

演奏は八坂小の児童が代々受け継いでいますが、この春、当時の6年生で主力だった9人が卒業しました。

中学生らは力強く打つための構え方やばちの運び方をていねいに指導していました。

中学校1年生
「心を一つにする、そういう心をもって一生懸命練習に取り組んで本番でもやってほしいです」

小学6年生
「中学1年生の人よりもっと大きい音を出せるようにがんばりたいです」

「大変だけど、伝統を残していきたいからがんばりたいと思っています」

稽古はあすも予定されていて11月に行われる秋祭りで成果が披露されます。