大分市で7月、登校前に行方がわからなくなっていた12歳の男の子を保護した女性2人に警察から感謝状が贈られました。
大分東警察署から感謝状が贈られたのは大分市在住の田仲亜衣さん(41)と高橋梨紗さん(36)です。2人は大分市横尾で7月、それぞれの車で走行中にランドセルを手に持ち、足を引きずったり座り込んだりしている男の子(12)を発見しました。
警察によりますと、男の子の母親から「登校前にいなくなった」と朝に連絡があり、警察が捜索していた最中でした。そして午前9時半前、付近を通りかかった田仲さんは男の子を車内から見守りながら交番に連絡。高橋さんは車を停めて男の子に声をかけ、警察が到着するのを一緒に待ちました。
(高橋梨紗さん)「大丈夫だからねと男の子が安心できるよう声かけをした」
(田仲亜衣さん)「保護されて安心した。見て見ぬふりをしなくてよかった」
大分東警察署の梶原正勝署長は「非常に素早く対応し、男の子を守ってくれて感謝しています」と話し、2人の行動をたたえました。