発災直後に物資を運んだケースは全国初

林業用に開発したドローンは災害現場でも活躍します。今年7月、大雨で孤立した由布市の集落にこのドローンが救援物資を運びました。徒歩では2時間かかる場所にわずか3分で到着。発災直後に物資を運んだ全国初の事例となりました。

(シーアイロボティクス ドローン事業・長尾祥伍リーダー)「この形に至るまでもいろんな試行錯誤があって数々の試作品を作ってきたところです。もっと重たいものを運びたいというニーズもあるので、今50キロ運べるようなドローンを開発している」

ロボット事業では、工場で作業をする産業用ロボットを開発。今、活況を呈する半導体分野で活用されています。

(シーアイロボティクス ロボット事業・渡辺大補リーダー)「自社でロボットそのものの開発をしているので、お客様の要望に応じたカスタマイズが柔軟にできるのが大きな強み」

さらに、人手不足に悩む宿泊業界向けにサービスロボットを開発。3月に実証実験を行い実用化を目指しています。

(シーアイロボティクス ロボット事業・渡辺大補リーダー)「今実証実験の段階にあるものが多いので、それをまずしっかり製品化して世の中に出していくのが喫緊の課題」

時代のニーズを探りながら開発を進めるシーアイロボティクス。若い人材も増えさらに力を増しています。

(シーアイロボティクス・小野俊二社長)「若い人たちがいろんな提案をしてチャレンジをしていきながら、楽しく仕事ができる職場づくりを私は目指している」