岩手県大船渡で26日、本州のトップを切って今シーズン初めてサンマが水揚げされました。

正午すぎに色とりどりの大漁旗をなびかせて大船渡市魚市場に入港したのは地元の大型船・第十五三笠丸です。北海道の沖合およそ1700キロ、北太平洋の公海で漁を行い、3日間かけて大船渡に戻りました。水揚げ量はこれまでで最も少ない去年を0.1トン上回る3・5トンで、待望の初サンマに浜は活気づきました。

(仲買人)
「小さいとは言っていたが、思ったよりサイズはあるのかなという感じでした。もう少し大きくなってくれればうれしいですが、今後に期待という感じですかね」

水揚げされたサンマは100グラム以下の小ぶりのものがほとんどでしたが、1キロ当たり2030円から2300円となり、去年より10円から100円ほど高値で取引されました。この日水揚げされたサンマは地元のスーパーや小売店の店頭に並ぶほか、27日市内の下蛸ノ浦漁港で行われる「初さんま祭」で提供・販売されます。また大船渡では週明けの28日、29日にもサンマの水揚げが予定されています。