粉ミルクやおむつなどベビー用品の物価を示す「赤ちゃん物価指数」が急上昇しています。7月は全品目に比べ2倍以上伸びていて、子育て世帯の負担が増えるなか、お母さんたちはインターネットのアプリやお得なイベントなどさまざまな工夫でやりくりしていました。
子育て中のママたちに話を聞くと…
母親:「粉ミルク使ってるんですけど、どんどん上がるので。最初見たときは4000円だったのが今4400円とかに上がってて。これからも上がり続けたらちょっと怖いなと」
母親:「値上がりしているから、どこが安いかめっちゃ探して買っている。おむつは絶対使うので…」
物価高が続く今、特に高騰しているベビー用品。それを示すのが「赤ちゃん物価指数」の動きです。

赤ちゃん物価指数は総務省が発表する消費者物価指数のうち①粉ミルク②紙おむつ③乳児用の衣服④人形⑤玩具自動車の5品目を抽出した数値のことです。

その上昇率は、7月、前年比で7・1%に達しました。これは、消費者物価指数全品目の伸び率の約2・15倍となっています。赤ちゃん物価指数の上昇率は去年の12月から全品目の数値を上回り始め、その差は拡大を続けています。

7月の上昇率の内訳は、粉ミルクが17・9%と大きく、次いで人形10・1%、玩具自動車5・8%、紙おむつ5・3% 乳児服は0・7%下降しています。
こうした厳しい状況でどうやりくりするのか。取材したお母さんたちに聞くと、さまざまな「節約の工夫」がありました。