大分県由布市の60代男性がサイトの使用料名目で電子マネー80万円分をだまし取られる特殊詐欺事件が発生し、警察が捜査しています。
大分南警察署によりますと、8月22日、由布市に住む60代の男性の携帯電話に金融会社のNTTファイナンスを名乗る男から「サイトの使用料金が未納で裁判になる」などと電話があり、さらに同じ日に個人情報を担当する職員を名乗る男から「別のサイトでの使用料金も未納になっている。会員登録の事実がなければ支払い後に救済措置として返金できる」と電話がありました。
男性は男の指示に従い3回にわたり別のコンビニエンスストアで、購入した電子マネーカードの利用コードを相手に伝え、あわせて80万円分の利用権をだまし取られたものです。
24日に再び電話がかかってきたことを男性が不審に思い、警察に相談して詐欺の被害にあったことが分かりました。
警察は特殊詐欺事件として捜査していますが、大分中央警察署管内でも20日と21日の2日間に60代の男性が同じ手口で、あわせて70万分の電子マネーの利用料をだまし取られていることが分かっています。
警察は「サイト使用料などの未納・裁判になる・返金されるなどは詐欺のキーワードなので、すぐに家族や警察に相談してください」と呼びかけています。