政府は、今の保険証を廃止し、マイナ保険証と資格確認書を用いる方針を推し進めた場合、100億円程度のコスト削減になるとの試算を公表しました。
厚労省がきのう示した試算によりますと、マイナ保険証の保有率が現状の52%程度だった場合は76億円から82億円の、保有率が65%から70%の場合は100億円から108億円のコスト削減になるとしています。
マイナ保険証を持たない人のための資格確認書の発行コストが新たにかかるものの、今の保険証で生じる事務的なミスが減ることなどで全体的には経費削減になるということです。
マイナ保険証普及のために資格確認書を発行する方針をめぐっては、野党側が今の保険証と実質的に変わらず、事務作業やコストがかかるだけではないか、などと批判しています。
これに対し岸田総理は今月4日の記者会見で、「今まで全ての加入者に保険証を発行してきたが今後は、マイナ保険証を持っていない方に資格確認書を全て発行するので、従来の健康保険証に比べ、発行コストあるいは保険者の行動事務負担が減少するのは当然のことだ」と説明していました。
注目の記事
「ママ、涙が止まらなかったんだよ」2歳の娘にいつか伝えたい 消えたぬいぐるみ「コアちゃん」のこと 40軒の聞き込みとSNS、海を越えた宝探しが繋いだ“再会”

父親の腎臓を移植した男性 「使命感で」体育教師の夢捨て人工透析の技士に 31年後に再発、また透析生活…次に命をつないだのは-

【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

「続けていけば必ずこれに打ち勝てる日は来る」ワイン醸造家が奮闘 耕作放棄地をワイン用ブドウ畑へ 再生に挑む

「ピヨピヨ」「カッコー」…青信号で鳴る音に違いがあるのはなぜ? 音響式信号機のナゾに迫る!

【1300年ぶり天体ショー】“一生に一度の輝き” 緑に光る“レモン彗星”最接近へ 島の天文台館長が伝授「日の入り後1時間」の勝負

