福島第一原子力発電所に溜まる放射性物質を含む処理水について、東京電力はきょう、海への放出を始めました。

東京電力は午後1時3分に福島第一原発の処理水の海洋放出を始めました。

東京電力は先ほど、▼作業員がポンプを操作する様子や、▼海水で薄めた処理水が流れ出る様子など、放出時の画像を公開しました。処理水はきょうから7800トンを17日間にわたって放出する計画で、完了までには30年ほどかかると見込まれています。

東京電力HD 小早川智明社長
「アルプス処理水の放出は廃炉が終わるまで非常に長い期間かかります。その間、しっかりと安全、地元の皆様のご信頼に応えていく」

そのうえで、「何よりも安全を最優先に風評対策や適切な賠償を行う」と話しました。