うそ電話詐欺の被害を未然に防いだとして、山口県下関市のコンビニの店長に、警察から23日、感謝状が贈られました。

下関警察署から感謝状が贈られたのは、セブンーイレブン下関彦島福浦口店の店長、宮西奈穂子さんです。先月と今月、店に60代の女性と、80代の男性が、それぞれ電子マネーカードを購入したいと来店しました。女性は4万円分、男性は18万円分購入しようとしていましたが、いずれも高額で買い方が分からないなど不慣れな様子だったことから、レジで対応した宮西さんは購入理由を尋ねたうえで詐欺の疑いがあると説明するとともに、警察に通報して被害を防ぎました。いずれもパソコンを操作中に警告画面が出て架空の請求をする「サポート詐欺」の手口でした。

セブンーイレブン下関彦島福浦口店 宮西奈穂子店長
「電子マネーカードの買い方をわかっていらっしゃらないお客様だったり、高額で買われるお客様は、やっぱり被害の可能性が高いので、お声がけをとことんしていきたいと思います」

山口県警によりますと、山口県内ではことし7月末までに47件のうそ電話詐欺の被害が発生していて、被害額は1億2885万円に上っています。