世界陸上ブダペストの男子マラソン日本代表3選手が24日の前々日会見に登場し、本番に向けて意気込みを語った。
今大会は其田健也(30、JR東日本)、山下一貴(26、三菱重工)、西山和弥(24、トヨタ自動車)がともに初出場。
今年の東京マラソンで2時間05分59秒をマークし、日本人2位で代表に選ばれた其田は「世界陸上だからといって固くなることなく、いつも通りのレースができれば」と意気込みを語った。
西山は大阪マラソンで2時間6分45秒の日本人トップに入った。今の心境を聞かれると「緊張もありワクワクもあり。レース前になったらもう少し緊張すると思います。8位入賞が目標です」と答え、代表として初のレースに挑む。
「街並みがとてもきれいで試走してて感動しました。石畳のところは注意しながら走りたい」と今回のコースの印象を話した。また、この日行われた男子35km競歩で銅メダルに輝いた川野将虎(24、旭化成)とは東洋大の同級生。「勇気をすごくもらいましたし、自分も攻めの走りができたらと思います」と刺激を受けたようだ。
山下は今年の東京マラソンを2時間05分51秒(自己ベスト)で日本人トップ。同じく初めて代表の座をつかみ「レースの目標は入賞です」と意気込んだ。さらに「自分の強みは安定感で、今回はコースが平坦ということなので、良いタイムがだせれば。応援には妻が友達を連れてくるそうです」と笑顔をみせた。
男子マラソンは日本時間27日14時スタート。
※写真は左から西山、其田、山下