文章の作成や要約を自動で行う「ChatGPT」などの生成AIについて、東京都はきょうから都庁の全ての部署で業務への活用を始めました。

東京都庁では、きょうから全ての部署で「ChatGPT」などの生成AIの業務への利用が始まり、都の職員およそ5万人が研修を受けたうえで活用できるようになります。

生成AIは、▼会議の議事録など文章の作成や要約、▼SNSで発信する際の表現などの提案に利用され、これにより職員の業務を効率化することやサービスの質を上げることを目指しています。

都庁職員
「私達が考えられないような中身を提案してくれるという点では非常に有効かなと思うんですけれども、根拠や権利を侵害していないかというところは別途調べて使う必要があるので、そういった別の手間はかける必要があると思っています」

東京都は生成AIの利用に関するガイドラインを策定し、情報漏えいがないよう配慮しているということです。

都の担当者は「まずは事故なく安全に使うことが第一で、生成AIで作り出したものがどういうクオリティなのかも含めて、十分に効果を検証していく」としています。