けさ早く、山形県舟形町で、同じ個体とみられるクマの目撃情報が相次ぎました。けが人は確認されていません。
警察によりますと、23日午前4時50分ごろ、山形県舟形町の国道13号を車で走っていた40代の女性が、道路を横断し草むらに入っていく体長80センチほどのクマ1頭を目撃しました。そして、その15分後、現場付近を散歩していた70代の女性が、同じ個体とみられるクマが再び道路を横断し、山の中に立ち去るのを目撃しました。いずれも、人的・物的な被害はありませんでした。

県のまとめによりますと、県内で、今年に入り今月14日までに起きたクマによる人的被害は4件で、同じ時期としては過去最多となっています。県では、山に入る際は、ラジオや鈴など音の出るものを持ち、復数で行動すること。万が一、クマと遭遇した時は、落ち着いてゆっくりとその場から離れることなどを呼びかけています。