中国政府は21日、台湾からマンゴーの輸入を禁止すると発表しました。台湾の副総統がアメリカに立ち寄ったことに対する対抗措置とみられます。

中国の税関当局は21日、台湾からのマンゴーの輸入を禁止したと発表しました。

理由については、今年に入ってから台湾のマンゴーに害虫がついていることが確認されたためとしていますが、今月、台湾の頼清徳副総統が南米パラグアイを訪れた際に、往路・復路ともにアメリカに立ち寄ったことへの対抗措置とみられます。

台湾メディアによりますと、2020年の台湾マンゴーの輸出先トップは中国で、全体の27%を占めています。

来年1月に行われる総統選に頼副総統が立候補を表明する中、中国政府としては現政権に揺さぶりをかける狙いがあるとみられます。

一方、農林水産省に相当する台湾の「農業部」は「国際的な慣例に合わず、科学的な対話無しに勝手に貿易を中断する行為」だとするコメントを発表。「合理的な解決策を模索して、できるだけ早く中国での販売を再開する」としています。