■第19回世界陸上競技選手権大会 第3日(日本時間22日、ハンガリー・ブダペスト)
女子100m決勝で全米選手権を制したS.リチャードソン(23、アメリカ)が大会記録の10秒65(-0.2)で金メダルを獲得。自己ベスト(10秒71)を0秒06更新した。
9レーンに登場したリチャードソンは、スタートで少し出遅れたが中盤からグングンとスピードを加速。大会3連覇を狙うS‐A.フレイザープライス(36、ジャマイカ)や、今季世界最高記録を持つS.ジャクソン(29、ジャマイカ)をゴール直前で一気に追い抜き、1着でフィニッシュ。10秒65の大会記録で世界陸上初の頂点に立った。
約1時間半前に行われた準決勝でもスタートで出遅れていたリチャードソンは、後半で追い上げ10秒84(‐0.4)の3着。着順での決勝進出とはならなかったが、タイムで拾われ決勝進出条件(2着以内プラス3着以下はタイム上位2人)のタイム上位トップで決勝進出を決めていた。
【女子100m決勝】
金メダル S.リチャードソン(23、アメリカ)10秒65
銀メダル S.ジャクソン(29、ジャマイカ)10秒72
銅メダル S‐A.フレイザープライス(36、ジャマイカ)10秒77