かつてフィルムの代わりに使われていたガラス乾板の写真から、当時の香川県坂出市を振り返る写真展が開かれています。

フィルムがなかった時代、薄い「ガラス乾板」はいわゆる写真のネガでした。映っているのは、坂出市の塩田を撮影する100年前の人々です。

坂出市民美術館で開かれている特別展には、地元のコレクターが集めたガラス乾板による写真40枚余りが展示されています。

明治から昭和の初めごろまで使われていたガラス乾板は、割れやすいことなどからフィルムにその役目を奪われ、今ではほとんどその姿をみることはありません。

着物姿の男女が写しこまれたガラス乾板には、今では埋め立てられなくなってしまった砂浜の風景が残されていました。

ガラス乾板からよみがえる約1世紀前の坂出市の風景。。。この特別展は27日まで開かれています。